私たちが日々使うお金であるお札のデザインには、国の歴史や文化、国民の思いが込められています。

お金であるお札のデザインは日本らしくていい。

身近なお金であるお札のデザインからわかること

日常的に目にするお金であるお札ですが、まじまじと眺めたことがあったり、そのデザインがどうやって決まったのかの詳細を知っている方は非常に少ないと思います。
そんな日本のお札のデザインは、通貨行政を担当している財務省と発行元の日本銀行、製造元の国立印刷局の三者で協議立案し、最終的に財務大臣が定め公示することになっています。
お札の肖像を誰にするか、という選択に特別な規則はありません。現在の日本で流通している一万円札には福沢諭吉や平等院の鳳凰像が、五千円札には日本近代文学の開拓者の一人である樋口一葉や尾形光琳の「燕子花図」が、千円札には生物学者野口英世や逆さ富士、というように、日本のシンボルや偉業を達成した人物が描かれた紙幣が使用されています。


更に世界に目を向けると、さまざまなデザインの紙幣があります。
たとえば、偉人や著名人の肖像が描かれているのは日本やアメリカをはじめ多くの国の紙幣に共通ですが、アフリカの国々の紙幣には複数の人物が描かれているものが多い、という特徴があります。
これは、部族間の抗争が絶えない国が多いアフリカでは、紙幣ひとつとっても、肖像画を1人に絞り、争いの種になることを避けることを意図しています。
他には、多民族国家であるインドの紙幣には17もの言語が書かれているなど、世界には私たちから見ると非常に特徴的に思える紙幣がたくさんあります。
このように、紙幣にはその国の歴史や文化、国民の思いが込められているのです。